- 募集締切日
- 2024/07/14(日)【募集終了】
神河町らしいまちなみをそのままに。共感を軸にした空き家のマッチングを実現したい!
- 課題タイプ
- 単一課題
- 課題地域
- 神河町
- 担当部署
- 神河町 ひと・まち・みらい課
- 採択企業
POINT
解決したい課題
空き家の利活用を通して、神河町中村・粟賀町歴史的景観形成地区の街並みを保全したい。
想定する実証実験
まちの活性や街並みの保全につながる空き家活用のマッチングの仕組み自体の有効性について検証する
実現したい未来
・空き家を利活用が景観を守ることにつながることで、まち全体の魅力がアップすること
・その結果、周遊性が向上し、来訪者が増え、さらにまちが活性化すること
得られるもの
空き家の増加は多くの自治体に共通の課題であり、他の自治体でも活用することが見込めます
STORY
歴史的景観形成地区の景観が崩れつつある現状
神河町中村・粟賀町地区は、兵庫県景観形成条例の歴史的景観形成地区に指定され、日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」79kmの中でも有数の街並み景観が残されている地域ですが、空き家が増加し、取り壊され、地域の魅力としての街並み景観が崩れつつあり、この街並み景観の保全とそれにつながる空き家の利活用が課題となっています。
現在の取り組み
本地域は江戸時代から福本池田藩の城下町として、また生野銀山への関所の手前の宿場町として栄えてきた歴史があります。そこで地域全体をホテルとして、増加する空き家を一棟貸しのゲストハウスとして活用することで、街並み景観の保全と、空き家利活用による地域活性化を図れないかと検討しています。
空き家の利活用で地域にさらなる魅力を!
空き家を活用したゲストハウスなどといくら謳っても、この地域に来訪してもらって、宿泊してもらえる地域の魅力がないと来てもらえません。この魅力づくりをどう進めていくか、皆様のお力をお借りしたいと思います。
Outline
背景 | 神河町中村・粟賀町地区は、兵庫県景観形成条例の歴史的景観形成地区に指定され、日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」79kmの中でも有数の街並み景観が残されている地域であります。 しかし、空き家が増加し、取り壊され、地域の魅力としての街並み景観が崩れつつあり、この街並み景観の保全とそれにつながる空き家の利活用が課題となっています。 |
課題(詳細) | 江戸時代から福本池田藩の城下町として、また生野銀山への関所の手前の宿場町として栄えてきた歴史があります。そこで地域の歴史的背景などを活かした空き家の活用をすることで、街並み景観の保全と、地域活性化を図れないかと検討しています。 空き家を古民家レストランとして活用し、神河町の観光地である砥峰高原に来た人たちがお客さんとしては利用している例もありますが、現在活用されていない空き家が増加しています。 空き家が増えている背景には、相続人がいない、活用先がない、売り手がいない、維持管理・解体する費用がないなどの理由があります。 また、昔ながらの町屋で土地が狭く、取り壊して駐車場したり、危ないからという理由で取り壊されています。 空き家の活用においては、古民家のため改修資金の確保も課題となっています。 増加する空き家に対して、利活用したいというプレイヤーとのマッチングを図り、地域の魅力としての街並み景観を守っていきたいと考えています。 |
求める解決策 | 宿場町として栄えてきた歴史を活かした空き家の利活用の仕掛けとマッチングの仕組み |
想定する実証実験内容(詳細) | 提案を限定するものではありませんが、例えば以下のようなことを想定しています。 ・エリアマネジメントを含めた空き家活用の仕掛けや仕組み ・プレイヤーと空き家とのマッチングの仕組み ・単なるマッチングではなく、プレイヤーの確保に重きをおき、思いや共感をベースとしたマッチングの仕組み 今回はあくまでマッチングの仕組み等で魅力的な提案を頂けるかどうか、その提案の魅力の一部を検証することを実証の範囲と考えており、具体的な空き家の改修などのハードの改修等が発生する場合は、次年度に別予算を検討しています。 |
実証実験成功後の発展性 | 今後該当地区だけでなく町内での活用を検討予定 |
提案企業に求める専門性 | ・空き家の利活用やエリアマネジメントに関する知見 ・空き家のマッチングに関する知見 ・不動産取引に関する知見 |
プロジェクトの進め方打合せ方法 | オンライン会議対応可能 |
提供可能なデータ・環境等 | ・空き家をフィールドとして提供可能 ・空き家のリストも提供可能 |
プログラム終了後の本格導入 | 検証の効果が見えれば、予算化を検討予定 |
神河町 紹介
神河町は兵庫の真ん中、分水嶺の南側の最上流に位置しており、四方を1000m級の山々が囲んでおり、豊かな清流を育んでいます。面積は202km2でうち87%が山林原野となっています。人口は令和2年度の国勢調査で10,616人世帯数は3,779世帯となっています。
町の中心部を南北に播但自動車道、国道312号、JR播但線が南北に縦断しており、神戸・大阪なら1時間30分、姫路なら40分圏内となっています。
全町くまなくコミュニティバスが走っており200円で乗れ、兵庫の真ん中エリア一帯の医療を担う公立神崎総合病院があり、住民の安心・安全を確保しています。
観光資源としては砥峰高原や峰山高原をはじめ多くの観光施設があり、明治初期に生野銀山から姫路飾磨港まで馬車で資材や銀を運んだ日本最初の高速道路、日本遺産の「銀の馬車道」が走っており、この街道沿いに往時の面影をもっとも残されている中村・粟賀町歴史的景観形成地区があります。