HYOGO TECH イノベーションプロジェクト

PROJECT募集テーマ

募集締切日
2024/07/14(日)

加西市① 最先端のSTEAMプログラムを公立校で提供し続けたい!

課題タイプ
  • 複合課題
課題地域
  • 加西市
担当部署
加西市教育委員会 学校教育課

POINT

解決したい課題

・質の高いSTEAMプログラム等の実施と教職員の負担軽減を両立させたい
・学校だけでのSTEAMプログラム開発等の限界
・関係機関との連携等による教職員の負担増大

想定する実証実験

・新しい学びへの挑戦へつなげる加西STEAMプログラム授業の開発
・学校と関係機関をつなぐSTEAMプログラム管理等のエコシステム構築

実現したい未来

・STEAMプログラムの参加校拡大と正規カリキュラムへの組み込み
・産学官連携事業の推進

得られるもの

・公立校の正規授業におけるSTEAMプログラム等の実証事例やモデルづくり
・兵庫県下の自治体への紹介や、産学官連携事業への拡大の足場づくり

STORY

こどもたちは大人が知らない時代を生きていく

変化が激しく不確実かつ複雑化する世の中で、こどもたちは大人が知らない時代を生きていきます。このような時代の中でどのような教育が「良い教育」なのでしょうか。

次世代に求められる教育とは…

「こどもたちに良い教育を提供したい」この想いは多くの方に共感して頂けると思います。

様々な考え方や教育方法がある中で、加西市ではホンモノに触れ、心を動かす体験を通して「知りたい」「創りたい」といった探究心を刺激し、「挑戦」、「協働」、「創造」の3つの資質・能力を持った「3C次世代型人材」の育成をめざしています。

加西の教育3本の矢

「3C次世代型人材」の育成に向けて、加西の教育3本の矢を掲げて様々な取り組みを進めてきました。加西BASE、加西GLOBALは説明を読んで頂くと比較的イメージをしやすいと思います。残る加西STEAMの「STEAM」は初めて目にする方もいらっしゃるのではないでしょうか。

STEAMとは、「Science(科学)」「Technology(技術)」「Engineering(工学)」「Arts(芸術等)」「Mathematics(数学)」という5つの領域を指します。これらを統合したSTEAM教育プログラムを、市内全ての公立学校で令和3年度から導入しています。全市的なSTEAM教育の取り組みは珍しく、視察や取材などで数多く取り上げて頂いております。
*詳しくはHPでご覧ください。⇒ kasai-steam.com

加西BASEでは、学習の基盤となる資質能力を育成することをめざして、令和6年度より新たに授業力向上アドバイザーを配置し、学校のニーズに応じた支援体制を整え、学習基盤の充実を図っています。

加西STEAMでは、令和3年度より、各学校で特色のある取組を行っており、独自のSTEAMカリキュラムを実施し、プログラミング教育の推進、兵庫教育大学との共同連携事業による知見の注入、市内全ての学校や公民館等にSTEAMラボ教室の設置等を行ってきました。

加西GLOBALでは、令和6年度から新たに外国語教育アドバイザーを配置し、小学校から中学校までの一貫した英語学習プログラムを作成します。さらに、小中学生を対象に夏季休業中を利用したイングリッシュキャンプを開催する予定です。 

チャレンジすることで見つかる課題

しかし、この一連の取り組みにも課題が存在します。こどもたちへの質の高いプログラムやフィードバックの提供を充実させたいものの、現状のやり方で取り組みが拡大していくと、教員の負担が増して現場が疲弊してしまいます。

例えば、新しいプログラムを企画・実施するためには関係者との連携が必要となりますが、プログラムや関係者数が増えることで教員や教育委員会の調整の負担が増していきます。授業やSTEAMプログラムで、「挑戦」、「協働」、「創造」など人間の行動や性格を形成する非認知能力が育てられているか評価する指標がないため、一部のプログラムやカリキュラムではより効果的な方法を検討することが難しくなっています。また、教員は元々多忙なうえ新しい取り組みが増えており、今まで以上に効率的かつ効果的に授業力向上に取り組む必要性が増しています。

このようなことが、「加西の教育3本の矢」の推進において大きな課題となっています。

スタートアップの皆さんと共に新しいやり方で課題を解決したい

課題を解決するためには新しいテクノロジーや方法が必要です。そこでひょうごテックの枠組みを利用して教育の課題解決に取り組まれているスタートアップの皆さまとつながり、一緒に課題を解決していきながら「加西の教育3本の矢」を推進していきたいと考えています。

今回は具体的に以下の3つの課題を提示いたします。

(1)スタートアップが授業を行うSTEAMプログラム等の開発(授業の充実)※当ページ

これまで学校では自前でカリキュラム開発を行ってきました。しかし3年経過とともに新たな切り口のカリキュラムを提供し続けることが大変になってきています。そこで、スタートアップの新しい観点で、日ごろ学校では経験できないようなプログラムを開発し、正規授業カリキュラムの中で実証することで、こどもたちのワクワク感を呼び起こす起爆剤になることを期待しています。

(2)非認知能力指標作成、評価実施(児童生徒の適性や育成の可視化)

非認知能力の指標化の遅延により「3C次世代型人材」育成の推進が停滞する面もありました。そこで、デジタル技術を活かした「教育DX化」により、非認知能力の指標作成と評価をデジタル化し、児童生徒、教師、保護者のアセスメントの可視化を図ることで、業務改善を行うというものです。

(3)映像データやAIを活用した教職員の授業力アップ(教員の負担軽減)

既に導入しているICT機器(360度カメラ等)を教職員研修等に有効に活用し、授業力アップの指標化を図る取組です。これまで授業分析はデータ測定や集計に係る教職員の負担が大きく、全国的にみても先行事例は少ない状況です。そこでAI分析できるスタートアップ事業者と連携して課題を乗り越え、授業力向上や教員の負担軽減につなげていきます。

未来の扉を開くこどもたちへの力

私たちの目指すところは、「3C次世代型人材」の育成を通じて、探究心や創造力を育み、「20年後の未来を担う大人づくり」への教育投資を行うことです。教育改革の推進に挑戦し続ける全ての教育関係者と共に、こどもたちに新たな学びのスタイルを提供したいと考えています。私たちが進める「教育DX」の取り組みを通じて、「加西の教育3本の矢」の課題解決と発展につながると信じています。

最後になりますが、加西市教育委員会が推進する「加西の教育3本の矢」の課題を一緒に解決していただける皆様を募集します。加西市の課題は、全国の教育関係者と共有されているものでもあります。教員不足や課題の多様化により、教育現場は皆様が想像する以上に疲弊しています。更に、これらの課題に対応可能な教育DXの手法を持つ事業者の方々にとって、加西市の取り組みは大きな潜在市場への具体的な提案材料を提供する機会と言えるでしょう。

私たちは逐一情報を発信し、皆様との連携を強化していきます。

私たちが想像できていないアプローチもあるはずです。スタートアップの皆様の幅広いご提案をお待ちしています!

Outline

加西市 紹介

兵庫県の播州平野の中央に位置する加西市は、田園風景が広がる穏やかな都市です。壮大な自然が広がり、風がやわらかく吹くこの地は、気球の飛行に最適で、「気球の飛ぶまち加西条例」を施行し、気球観光で地域を活性化させています。
また、美味しい加西米や果物、野菜の産地として、また職人技を生かしたモノづくりの街としても知られています。
教育面では『加西の教育3本の矢(加西BASE、加西STEAM、加西GLOBAL)』のもと、日々の教育活動を充実させ、「3C(Challenge、Collaborate、Create)次世代型人材」の育成に努めています。
加西市は「子育て世代にやさしいまち」を目指し、「子育て応援5つの無料化」をはじめ数々の子育て支援策を実施しています。
未来を見据え、地域全体でこどもたちを支える加西市は、新たな可能性に満ちています。

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